【第4章】課題2 危険予知活動 1
3.課題2 危険予知活動①
(1)危険予知活動の目的
危険予知活動(KY活動)とは、作業を開始する前に当日の作業や作業手順における危険性や有害性を再認識して、主に作業中の不安全行動を起こさせないために自分たちが守るべき行動目標を定めることを主眼としたもので、注意力を喚起し、作業行動の留意点を決定することを目的としています。
(2)危険予知活動の効果
危険予知活動を毎日繰り返して行うことにより次のような効果が期待できます。
① 作業員の安全に対する参画意識が芽生える。
② 危険に対する感受性や集中力が高まる。
③ 問題解決能力が向上する。
④ 責任感が強くなり、良好な安全管理ができる。
(3)基礎4ラウンド法
危険予知訓練の基本は4ラウンド方式です。
(演習は実践に即し2RKYとします)
■第1ラウンド
どんな危険が潜んでいるか
■第2ラウンド
これが危険の本質だ
■第3ラウンド
あなたならどうする?
■第4ラウンド
私たちはこうする!
必要ならば行動目標を定める
■行動目標(又4ラウンドの対策)を3回唱和する
KY活動では常に第1ラウンドの「どんな危険が潜んでいるか」という危険の洗い出し作業が重要になります。
「高所作業なので墜落する」➡ 思いついたらどんな場面なのか、なぜそうなるのかを、よりリアルに考えて言葉にしましょう。
例えば
「手すりを外した足場上でクレーンで運ばれた資材を受け取るとき、資材が少し離れているが届きそうなので身を乗り出し過ぎて墜落する」
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