【序章】第1節 安全帯の名称が「墜落制止用器具」に改められました③
4.その他
「安全帯の規格」が改正され、旧規格に基づくもので新規格(「墜落制止用器具の規格」)の条件を満たしていないものは、2022年(令和4年)1月2日以降使用不可とされました
買い替えなどのための経過措置は、令和4年(2022年)1月1日をもって終了しました。
従って、旧規格のものは胴ベルト・フルハーネスにかかわらず作業で使用しては いけないこととなっています。
【新規格と旧規格の見分け方】
製品のベルト部分などのラベル表示に『「安全帯の規格」適合品』など、「安全帯」という表現があるものは旧規格品です。 新規格品は「墜落制止用器具」という名称になっています。
新規格 ![]() |
旧規格(2022年1月2日以降使用不可) ![]() |
新規格のランヤードの条件
ランヤードも規格が変更され、落下時の衝撃を和らげるためのショックアブソーバが取り付けられており、「墜落制止用器具の規格」と表示されています。
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※ その他規格等に関する主な変更点
- U字つり専用タイプは墜落制止用器具から除外
- 6.75メートルを超える高さの箇所で使用する墜落制止用器具はフルハーネス型のものでなければならないこと
- 衝撃荷重の上限を従来の8kNから6kN(フルハーネス型~国際規格に沿う)、又は4kN(胴ベルト型~日本独自の規格)に改正、これに伴い衝撃緩和器具(ショックアブソーバ)が必須となったこと
- 従来85kgのみだった規格に、100㎏が加えられた。
(従来は85㎏の錘による落下試験で8kN以下であればよかったが、新規格では100kgで6kN又は4kNが求められることとなった。) - 衝撃緩和器具(ショックアブソーバ)も規格が表示されることとなった
- ランヤードの(最長)長さ規定を2.5mから2m(フルハーネス型)
又は1.7m(胴ベルト型)へ短縮
受講者様のご希望に合わせ、以下のタイプの講習会もご用意しています
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